一般社団法人 甲州青年会議所|明るい豊かな社会の実現を目指す甲州市の青年団体

理事長所信

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第45代理事長 天川 淳一朗

はじめに

 私たち青年会議所は、何を、何のために、いつ、どのようにして運動を展開していかなければならないのか、考えさせられることがよくあります。これは綱領にもある「明るい豊かな社会の実現」に向けて邁進しているわけですが、このあまりに大きな目標に対しての運動展開に、まっすぐ向かっているようで実は間違っているのではないかという、不安に襲われるからです。仕事や私生活においても同様のことがいえますが、目標をしっかりと定めることでそれに向かってゆるぎなく進むことができ、また同志も迷うことなく自分の役割を全うできると思います。正しい道とは何か。どこに向かえばよいのか。この答えを出すのは難しいですが、「私たち青年会議所は今ある地域の問題に対し、解決に向けて果敢に挑戦しなければならない」という言葉を去年拝聴したとき、ただなんとなく続けてきた場面もあった私の青年会議所活動においてとても良い刺激を受けました。そう、私たちは甲州市が抱えている問題に対し、しっかり向き合って解決しなければならないのです。私は2007年に入会し2018年で在籍11年目となります。この11年は地域のために行った運動の過程で様々な体験をさせていただき、たくさんの気づき、学び、共感、感動を目の当たりにしました。これこそが青年会議所運動を行うことの醍醐味であり、道中難題につまずいたり、うまく進めることが出来ずに挫折しそうになったりしても、仕事やプライベートでは体験しえない達成感と、信頼できる仲間との出会いに感謝を感じることに意義を見出し、今も運動展開を行っています。持ちつ持たれつ。共同作業を繰り返し、先輩から後輩へ。後輩から新入会員へと続いたその醍醐味がやがて地域を動かすことで、甲州青年会議所が今後も甲州市や甲州市民の方々に必要とされる団体であり続けると確信しております。地域を動かす、人材を育てる、リーダーを育成する。これらは青年会議所の責務であり、運動の根源でもあります。現状が満足するものであれば運動展開をする必要はなく、より良いまちにしていくには力強い原動力と行動力が不可欠です。その推し進める力は1974年に「社団法人塩山青年会議所」としてこの地に誕生しました。この力は時代の背景とともに姿を変え、「一般社団法人甲州青年会議所」となり今年で45年目という素晴らしい実績を生み出しました。この記念の年での理事長を仰せつかることになり、今までにない緊張と重圧を感じていますが、このプレッシャーを糧とし、それを楽しみながら後世にしっかりとつないでいける年にしたいと思っております。

まちをつくるということ

 先述した通り、私たちは甲州市が抱えている問題に対し解決に向けて果敢に取り組まなければなりません。それではまちをつくるとはどういうことか。それは私が思うに地域経済を潤し、人口が増え、甲州市に住み暮らす人たちが幸福を感じるまちにしていくことだと思います。反対に幸福に感じない、経済が潤っていないとしたらそこに必ず原因があり、それを解消することがまちをつくるということではないでしょうか。今ある産業やブランドなどすでに甲州市の強みはありますが、それでも人口が減少しているのは地域の魅力がまだまだ足りていないからではないかと思います。ならば、現状の強みを見直し、弱点を補強し、必要ならば新しい産業や観光モデルを自ら作り出し、甲州市を巻き込みながら展開することで一歩一歩ではありますが地域への魅力につながるのではないかと考えます。
さらには現在甲州市ではフルーツだけでなく、フットパス、ワインツーリズム、フルーツマラソンなど、健康にも配慮した事業に取り組んでいます。現状貢献できていないこの健康志向の分野にも積極的に行動していきたいと考えております。常に時代を先駆けてきた私たち青年会議所は、様々な経験を経て会得した知識や発想力をもって、これに立ち向かいます。継続事業には継続事業の重要性を再認識し、新たな試みは自信をもって発信できるよう吟味を重ねて発信できるよう努めます。

甲州市の未来を考える

 私たちがいくらがんばっても青年会議所運動は20歳から40歳までの20年であると決まっています。しかし、地域の問題と言うのは常に起こりうるものであり、私たちの運動展開は20年で終えるわけにはいきません。私たちが先輩から受け継いだ熱意や醍醐味をいずれ私たちも引き継ぐ時が来ます。その時、私たちはそれを誰に引き継ぐのか。それは私たちが老いた後もなお、甲州市を背負っている若い世代であることに他なりません。青年会議所は20歳からの入会となりますが、それでは18.19歳の世代だけを考えればいいのか、それは違うと思います。例えば、小さいころから自分が暮らす地域のことが好きで、地域の為に行動するような若年層がたくさんいたら、どれだけ頼もしいことでしょうか。このような思考の持ち主は地域のことだけでなく様々なジャンルにおいて前向きな姿勢をとれるような人間にも十分になり得ます。そして私たち甲州青年会議所メンバーもまた、仕事やプライベートと両立し、更には地域の問題に取り組もうとしています。そのような私たちが、若年層へ地域のことを考えるということを少しずつでも伝えていくことが大事であると私は考えます。青少年育成事業と呼ばれるこの運動はただ楽しい、ただ子どもの心を掴むとこで終わるのではなく、遠い未来の青年会議所メンバーを育てるという意味合いをしっかりと持ち、育成と子どもたちとの交流を持ち合わせた事業だということを再認識し、未来を創造します。

会員の特権、会員の拡大

 私たち甲州青年会議所は会員拡大に対して近年稀に見る貢献をしており、2013年から実に4年連続の会員拡大褒章を受賞しております。この名誉ある賞には他の青年会議所からも注目され、今や山梨ブロック内で2番目に大きい青年会議所となりました。近年は輝かしくみえ、時に会員拡大の講師として会員やシニア会員の先輩が呼ばれたりしています。しかしながらその傍ら、内部事情はいかがでしょうか。正直とても厳しい状況にあると私は危機感を感じております。大人数ならではの恩恵を受けるはずの現状が恩恵になりきれずにいるのが正直な所ではないでしょうか。様々な会員拡大の手法を用いる中で「会員が充実していない団体は入会者も少なくて然り。」という言葉が飛び交う時もありました。これは当然な話であり、会員が満足していない、会員が出てこないという団体に誰が興味を持つでしょうか。「明るい豊かな社会の実現」という大義名分を聞き、希望を抱いて入会してくれた新入会員ががっかりするような団体になってはいけないと強く感じます。会員拡大は青年会議所において基本運動である。ということは周知の事実ですが、では入会者の成長という部分ではどうでしょうか。先に触れた醍醐味を知ることもなく、ためになる事業への参加も億劫となり、でも退会もいかがなものか。という部分でかろうじて退会せずにとどまっている会員も少なくありません。この負の連鎖を断ち切るために会員の特権である「いかなる事業も自由に参加することが出来る」という部分をもう一度しっかりと考え直し、全会員が入会してよかった。続けていてよかった。と思う団体にしていくことを、全事業を通じて念頭に置いていきます。楽しいことも辛いこともみなで共有し、ただ共有するだけでなく参加して有益であったと思える事業を計画していくことも大事なことの一つです。例えば例会や事業でなかったら参加しなかった講演会や体験型事業などを積極的に取り入れ、一体感を感じてもらいながら各々の目標達成に向かって突き進める体制作りに励み、会員だから学べる特別感を持たせながら行います。

過去を振り返る

 2018年度は塩山青年会議所が創立されてから45周年となり、この記念すべき年を機に、私たちはもう一度甲州青年会議所の軌跡を振り返る場とします。また、設立趣意を理解し、過去に行った数々の事業を知り、甲州青年会議所に在籍していることに自信と誇りを持ってほしいという願いから、45周年式典を開催いたします。私たちだけでなく各地会員会議所やシニアクラブの先輩方とも時間を共有し交流を深めつつも今一度襟を正す場とし、あまり経験することのない設営や式典の経験を介してより一層の会員同士の連携や交流を行っていきたいと考えています。また私たちが独自に展開しているLOMビジョンなども見直し、より時代に沿い、より地域の問題を解決していけるような体勢を整え、次回の50周年へとつなげます。

おわりに

 私たちは偶然にも甲州市、あるいは山梨県に住んでいる同世代の集合体であり、生まれ育った環境や基本的思考も違いますが、仕事以外にも何か真剣にやろうとするその熱意は同じであり、ベクトルさえ揃えば強大な力になると考えます。私はまだまだ若輩者ですが、みなと協力し、よりよい環境、よりよいまち、よりよい人をつくりたいと思います。私は「やると決めた以上やりぬく」ということを日ごろから心がけています。その甲斐あってか理事長を仰せつかるまでに至ることが出来ました。この部分は生まれ持った才能や体格などは関係なく、意識して行動することでみなが実践出来ることであると考えます。慣れない作業、慣れないジャンルの事業、まだ交流が浅い仲間との作業になることもあるかとは思いますが、全会員が受け持った役割をやると決めた以上、やり抜くことができれば想像以上の推進力となり、より高みへ向かうことが出来ると確信しております。今出来うる限りの青年会議所への情熱、地域からの信頼、未来への創造をもって共に成長していきたいと思います。一年間、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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